価値ある第3位!

 新型コロナの影響を大きく受け、例年以上に思い入れの強い全日本選手権。京都府予選での我が校の戦いが終わりました。

 

 準々決勝で第4シードの北嵯峨に粘られながらも、ストレート勝ちし、準決勝では第1シードの洛南に対して2セット目は先にセットポイントを握る大健闘を見せました。

 結局、詰めの1本を決めきることができず、最後はミスが出て逆転負けを喫しましたが、内容的にも価値のある3位となりました。

 この3年生はベスト4に返り咲くことを1つの目標にしてきましたので、それを無事に達成することができた上に、第1シードのチームと互角に渡り合えたことで、レギュラー4名が残る新チームにも希望の光を残してくれました。

 

 休校期間が長く、明けてからも多くの制限がある中で、多くの練習試合を経験できました。受けてくださった学校の皆さんと、不安の中でも送り出してくださった保護者の皆さんの理解のおかげです。

 レベルの高い練習試合の中で、今年はしばしば手応えを感じることができました。「このレベルのチームにこれだけのゲームができたら、京都でベスト8ってことはないだろうな~」と。おかげさまで自信と希望を持って大会にのぞむことができました。

 

 私たちはたとえ長く指導をしてきても、そのときの選手の気質や特徴に合わせて、指導を見直すようにしています。単なる「迎合」にならず、「刷新」になるよう、まだまだ模索は続きます。よくないことばかり指摘せずにいいところをどう生かすかを心がけ、難しいプレーばかりさせずに、できるプレーをゆっくり何度も繰り返すようにしたり、自分なりのチャレンジを続けています。

 精度はまだまだ追求していかなければいけません。3年生の抜けた穴も小さくありません。しかし、大きな夢をともに見つめながら、また新たな1歩を踏み出していきます。