3年生を送る会

 例年、3年生を送る会はホテルで会食する形で保護者の皆さんが行ってくださっていますが、こんなご時世ですので今年は体育館でゲーム中心にする形で行っていただきました。

 

 この3年生は選手12名とマネージャー3名の大所帯で、たくさんの個性があふれる学年でした。中学時代に京都選抜だった選手や全国大会に出場した選手から、一般入試で入学してきて勉強も一緒にがんばってくれた選手まで、多士済々でにぎやかな面々が揃っています。

 

 緊急事態宣言に一斉休校という前代未聞の事態に襲われ、いつも実施していた合宿にも行くことができず、インターハイも近畿大会も私学大会も近畿私学大会もなくなり、結局、新人戦と春高しか戦うことができませんでした。

 

 予選リーグ戦の初戦からセットを落とす苦戦を強いられ、決勝トーナメントの1回戦でも北部のチームに苦しめられ、シード校には手も足も出ずに敗れた新人戦から、9か月後にはベスト4に返り咲き、新人戦で完敗したシード校にも先にセットポイントを握るところまで追い上げることができたのは、この間の努力の立派な成果でした。
苦しい状況の中でもくじけることなくがんばれたのは個性的ながらも明るく素直な3年生のキャラクターのおかげだと感じています。15名が引退して、メンバーは一気に半分になり、毎日寂しさと3年生の存在の大きさを感じながら練習しています。

 

 これからみんなが進む道では苦しさをともなう「努力」から一歩踏み出して、ぜひとも「夢中」になれることを見つけ、人生を楽しんでいってほしいと思います。ひまわりのように明るく存在感のあったみんなの人生に、夏の太陽の明るい日差しに照らされたような素敵なできごとがたくさんあることを祈っています。

3年生のみんな、3年間おつかれさまでした!

そして保護者のみなさん、3年間の熱い熱いご支援ご声援、本当にありがとうございました。