全日本選手権京都府大会~晴れのち涙

全日本選手権京都府大会が終わりました。目指していた決勝進出は見えかけた道が目の前で途絶えました。

 

昨年のこの大会も洛南を相手に先にセットポイントを握り、ジュースにもつれ込む大健闘の末に敗れました。その主力メンバー3人が残る今年は何としてでも決勝進出、そして全国大会へという思いで1年間戦ってきました。新型コロナ感染症で学校やクラブ活動が停止したり、活動時間などに制限があったりする時期もありましたが、学校も早めに活動を解禁し、全国レベルの練習試合もできました。

 

 1年間ずっと対戦してきた北嵯峨との準々決勝は初めてストレートで勝利することができて順調にベスト4へ。昨年のリベンジを果たすべく待ち構えていた洛南が・・・。まさかの大谷に苦杯を喫するという大波乱。高いブロックへの対策をしてきた成果をぶつけるはずの決戦が、まさかの小さなコンビバレーの大谷との勝負へ。しかし、逆に言えば洛南がいない千載一遇のチャンス。

 大谷との準決勝、1セット目はサウスポー2人に速攻と時間差の組み合わせという相手のリズムがつかめずに落とし、ペースダウンしてきた相手をつかまえて2セット目は取り返しての3セット目へ。立ち上がりで連続3点先取するも追いつかれ、リードを許すも追いつき、18-18で勝負の終盤へ。ここからエースが決めまくって競り勝って、がまさにいつもの勝ちパターンのはずが・・・。このセットの序盤から足をつらせていた大エースの足が限界に・・・。

夢の実現は目の前でかないませんでした。

 

目標を定めて確かに歩んできた1年間。さまざまな制限を乗り越えるべく工夫と自覚を生み出した自粛期間。徹底した対策でたったの1人もコロナ感染者を出さずに来ることもできました。そして、足つり対策も考えられる限りしてきたつもりでしたが、それだけは「つもり」に終わってしまいました。確実に実力はつき、選手たちは力を振り絞り、目標を成し遂げる兆しは十分ありましたが一歩及びませんでした。

選手たちのここまでの努力と健闘を心から称えたいですし、及ばなかったあと一歩については自分の責任と真摯に受け止めています。この教訓を次のチームに、そして選手たちのそれぞれの人生にどう生かすか。それも私たち指導者の務めとして果たしていきたいと思います。

 

 

これまで練習試合をしていただいた学校の皆さんに心から感謝しています。そして難しい時期に活動を支えていただいた生徒の家族の皆さん、選手を送っていただいた中学の先生や、この子たちのバレーの礎を作ってくださった小学校の指導者のみなさん、遠くから声援を届けていただいた彼らの友人やOB、関係者、練習を毎日助けてくれた未来の同志や、大学生のみなさんに心から感謝します。ありがとうございました。