練習再開~新人戦中止・・・

 この日、学年末考査が終了して、練習を再開しました。

いえ、実際のところはもっと早く練習を再開して、新人戦に備える予定にしていたのですが、まん延防止等重点措置の延長が決まり、それにともなって新人戦の全日程が中止となったため、事前の予定通りには練習を再開することができませんでした。その分、生徒はたくさん試験勉強できたはずですが・・・。

 次の公式戦は、5月の下旬からはじまる全国インターハイの予選となります。3か月先を見据えて、どうチームを強化していくか。テーマと狙いの設定があやふやになると、選手たちのやる気にも響いてきます。選手たちが目標をしっかりと定め、そこへ至るロードマップをスタッフがしっかり示して、選手と共有しながら、確実に毎日の歩みを進めていくことが大切です。

 今は特に限られた時間の中での練習ですので、練習の質を引き上げなければいけません。ひと昔前は「危機感」や、ややもすれば「恐怖心」すらもあおって、選手を追い立てているような時代がありましたが、今は「希望」や「楽しさ」「やりがい」を自分たちの心のエンジンとしながら、力強く進んでいくことを理想と考えています。スタッフと選手がそういった場を作り出すことができれば、限られた時間でも成長の上昇気流に乗って昇っていけるいけることでしょう。
 まだまだ感染症の猛威は収まりませんし、ウクライナ問題など、社会全体に大きな影を落とすような不安なできごとも起こっています。本来、スポーツは「平和」「平穏」のなかでこそ成り立つものです。微力でも社会を揺るがすできごとに対して何ができるのか、私たちはどうあるべきなのかを自分の頭で考えつつ、自分たちに許されている「使命」に向き合っていきたいと思います。