卒部式

 本校バレー部ではいつも保護者会が主催して3年生を送る会(卒部式)を実施してくださっていますが、今年は実に4年ぶりにホテルで卒部式がおこなわれました。

 今でこそ3学年で40人近く部員がいるバレー部ですが、この3年生が来てくれるまでは1学年で5人ほどしかおらず、心細い思いで活動していたことを思い出します。そこにこの8人が来てくれて、最初のインターハイ予選に早速3人がレギュラーとして出場し、その後も3年間チームを支え続けてくれました。

 入学当初はまだ新型コロナウィルス感染症のによる制限が厳しく、思うままに練習ができていませんでした。2年生の終わりには今度はインフルエンザのまん延に見舞われ、地元で開催された近畿私学大会を辞退することになりました。そして満を持して勝負をかけた最終学年は・・・。これでもかというほど洛南高校と対戦することになり、とうとうその壁を越えることができずに終わってしまいました。しかし、2年生の春高予選では見事にベスト4に返り咲き、3年の私学大会では準決勝で大谷高校を破って決勝進出を果たし、最後の近畿私学では2部に踏ん張って3位に滑り込んだことによって、後輩たちに全国私学大会出場権を置き土産に残してくれました。こうして節目節目にしっかりと足跡を残してくれた3年生たち。私生活も練習も波があって目が離せないところもありましたが、人間的な味があり、人の心をわしづかみにする魅力にあふれていました。バラバラにいろんな道に進んでいきますが、それぞれの道で愛されるメンバーだと確信しています。間違いなくバレー部の歴史にエポックメイキングしてくれた8名のこれからを楽しみに見守りたいと思います。