練習納め

今年は大変な1年になりました。

緊急事態宣言の発出にともなって休校が長く続き、インターハイ、近畿大会、私学大会、国体と次々に中止になりました。

こんなことは第二次世界大戦以来と言っても過言ではありませんし、私たちは誰もその大戦を経験していません。

3年生は満足に活動することもできず、個人的にもチーム的にも「いつも通りに活動できていたら・・・」と悔やまれる場面ばかりの中で引退することになったと思います。

長い人生においては避けることのできないつらいできごとに巡り会うことがあります。そんな時にどう受け止めて、生きていくかが問われ、そのための力と知恵をつけるために私たちは日々学び、学校生活を送っているです!・・・と言ってきたもののまさかここまでのことが起こるとは。

もはや「学校」や「バレーボール」などという小さな枠組の中でとらえるべきことではないような大きな大きな事態です。

こんな時こそ、私たちが生徒たちに、保護者の皆さんになにができるか、

真の学校としての、教師としての真価を問われます。平穏な時には

分からない違いを皆さんに感じていただけるように一日一日真摯にこの

学校での仕事に向き合っていきたいと思います。

 

いつもなら合宿で多くの仲間と切磋琢磨しているころですが、その合宿も実施されず、練習試合も次々と実施できなくなる事態が続き、ついに今年はこの日で練習を終えることになりました。

まずこのような事態の中で生徒たちの健康と安全を祈って、日々細やかな生活を支えて、学校へ送り出していただいた保護者の皆様に心から感謝申し上げます。

そして、こんな状態であっても練習試合を受け入れていただいたり、足を運んで来ていただいた仲間の学校に皆様に感謝いたします。

そして生徒たちへ、今年も不自由な中でよくがんばってくれました。まだしばらくこの事態は続き、場合によってはさらに深刻になるかもしれません。こんな時こそ、積み重ねた知恵を働かせ、鍛えた意志の強さと、磨き上げてきたチームワークを発揮する時です。細心の注意を払いながら、真の勝者となるべくまたがんばっていきましょう!
なにはともあれ、お疲れ様でした。これを読んでくださった皆様もよいお年をお迎えください!