インターハイ京都府予選

新型コロナ感染症に対する厳戒態勢の中でインターハイ京都府予選が行われました。

 開会式はもちろんなし、午前に女子が午後は完全に入れ替えて男子が試合をしましたが、外でのアップは一切禁止。もちろん無観客試合ですし、選手たちもチームに割り当てられた観客席のスペースとトイレ、コートだけしか入ることを許されません。試合前に15分間の合同練習をしてプロトコール。公式練習3分だけで全国大会出場をかけた試合をしなければならないという厳しい条件の中での大会でした。

 選手・監督の立場からみると不自由極まりない大会でしたが、なんとか大会を無事に進めようという役員の先生方の熱意、細やかな仕事のおかげでできた大会だったと感じました。本当に感謝申し上げます。

 

チームはなんとかベスト4を守りました。春高予選で洛南をあと少しまで追い詰めたメンバーが4人残り、素質豊かな2年生も控えていたことから、今大会はステップアップすることも期待されていたかもしれませんが、実際には出るべきメンバーがケガなどで次々と抜けて、そこを1年生の3人が埋めるという厳しいチーム状態の大会でした。インターハイは3年生と2年生が思いをぶつけあう大会だと思いますし、今の1年生はコロナ禍で中学の最後の1年間はほとんど練習も試合をしていません。そんな新入生がいきなりインターハイ予選で北嵯峨や東山と対戦するのは酷な話です。そんな緊迫感の高い試合の中で1年生はほんとうによくがんばりました。さすがにベスト4以上の試合では歯が立たないところもありましたが、これからの成長につながるいい経験になったことでしょう。

 

 準決勝の最後の場面でブロックに乗ってケガ人が出たため、3位決定戦は無理をさせませんでした。それでも1セット目は勝てそうになるところまで粘れたのは立派でした。

 

 全国インターハイには出場がかないませんでしたが、近畿大会と天皇杯の京都府予選への出場は決まりました。大会が本当にあるのかも不透明なところがありますし、まだ日常の活動時間にも制限がありますが、少しずつ成長して最後の春高バレーでは本当にステップアップを果たしたいと思います。現地には来ていただけませんでしたが、遠くから、陰ながら応援していただいた皆様、ありがとうございました。